着物姿

イギリス出身の着物研究家シーラ・クリフ(Sheila Cliffe)さんとは?


シーラ・クリフ(Sheila Cliffe)さんを知ったきっかけ

私が、イギリス出身の着物研究家シーラ・クリフ(Sheila Cliffe)さんのことを知ったのは、リサイクル着物イチロウヤ‎の情報をインターネットで追っていた時でした。というのも、シーラ・クリフさんは、イチロウヤのお客さんでもあるそうなのです。

このシーラ・クリフ(Sheila Cliffe)さんは、イギリス出身の女性で、たまたま日本に短期滞在で来日した際に着物に魅せられて、それ以来25年以上も日本に住んでいる方なんです。着付けの学校で2年間学んだシーラさんは、今では大学教授として着物と日本社会について研究し、その成果を海外の機関誌に発表したり英国やドバイでは着物コレクションの展示会を企画・開催したり、その他にも海外で友禅染のワークショップを開いたりしており、日本の伝統文化である着物を学び広めることをライフワークとしている着物研究家なんです。

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The Social Life of Kimono

そのシーラ・クリフさんが書いた本「The Social Life of Kimono」が最近、出版さて話題になっています。いや、国内ではなく海外で話題になっているようなんです。なんか、表紙の写真からして、常識離れしたモノのように見えまする。
着物を着てハットをかぶって自転車に乗っているんですから・・・。


The Social Life of Kimono: Japanese Fashion Past and Present SOCIAL LIFE OF KIMONO (Dress, Body, Culture (Paperback)) [ Sheila Cliffe ]

著 者  Sheila Cliffe, Joanne B. Eicher
出版社  BLOOMSBURY ACADEMIC
発行年  2017年
サイズ  Paperback
ページ数 256
言 語  English
ISBNコード 9781472585523

確かに、今や、着物は日本の伝統文化なんて言っている場合じゃないぐらい、世界中の人たちから注目を浴び、また、親しまれているんです。だから、「日本では昔から着物というものは・・・こうだった!」なんて一方的に押し付けるものではないと思います。

この本は、着物と社会のかかわりについて、日本で伝統的な着物産業に携わる人や海外の着物コミュニティーまで、たくさんのキーパーソンに聴き取り調査をして分析した、「今、着物はどんな位置にあるのか!?」を丁寧にまとめられている本なんです。

平安時代からの着物の変遷や現代の著名な友禅や織り・組紐などの作家の仕事も紹介しながら、現代の着物事情をダイナミックに伝えてくれています。着物を作る人、売る人、着る人。そこには、日本であれ海外であれ大きなムーブメントが起きているんです。例えば、日本では若い作家さんたちが育ち着物を自分のファッションとして晴れの舞台だけではなく、普段使いとして身に着けて楽しんでいるんです。もちろん、今や海外でも日常生活の中に着物ファッションを取り入れている人は大勢いるんです。そんなこと、この本を読むまで、全く知りませんでした!

今や、世界中にボーダレスに拡大している着物ファンが存在し、それぞれの楽しみ方で生活の中に着物を取り込んでいる風景がたくさんあることに驚かされます。着物っていうことで洋服とは違い距離を置いているのは、日本人の固定概念かもしれませんね。本当の着物は、気負わずに自分らしく自然な感じで身に着けるものではないでしょうか。

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シーラ・クリフ(Sheila Cliffe)さんのプロフィール

シーラ・クリフさんは、1961年生まれでイギリス出身の着物研究家です。既に、日本で25年以上も住んでおり、現在は十文字学園女子大学の教授をしています。1983年にイギリスのロンドン大学を卒業し、1985年に来日し着物の魅力にハマったそうです。著書に「日本のことを英語で話そう」(中経出版)があります。


日本のことを英語で話そう [ シーラ・クリフ ]

発売日   2012年03月
著者/編集 シーラ・クリフ
出版社   中経出版
サイズ   単行本
ページ数  222p
ISBNコード 9784806143291

シーラ・クリフさんは、一年中を通してほとんど着物を着て生活しています。十文字学園女子大学で教授を務めるほか、近代・現代の着物を考察した論文を数々発表しています。さらに、着物のファッションショーの企画・プロデュースをしたり、モデルとしても参加しているんです。日本人も脱帽するほど、着物の魅力を世界中に発信してくれている人なんです。

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